大田健介(おおたけんすけ)
島根県 隠岐保健所 環境衛生課 係長 (島根県出身)
(2024/12/27掲載)

災害廃棄物に関わったきっかけ
平成30年7月豪雨で被災した広島県の災害廃棄物処理支援の話が発災から数か月後にありました。それまで災害廃棄物処理の経験はありませんでしたが、少しでも力になりたいと思い、広島県への派遣を申し出ました。
その結果、平成31年4月から1年間広島県に派遣され、循環型社会課の職員として坂町から事務委託を受けた災害廃棄物の処理や、補助金関係の業務に携わりました。
最も強く印象に残ったこと
広島県に派遣された期間に平成30年7月豪雨で被害を受けた坂町の被災地区に行きましたが、住宅街に土砂が流入し、建物が倒壊している現場を目の当たりにして、災害からの復興の大変さを改めて感じさせられました。
また、坂町の仮置場の災害廃棄物の処理を滞りなく進め、復興の一助になりたいという思いが強くなりました。
現在の災害廃棄物対策との関わりや今後取り組みたいこと
派遣終了後、県内での令和2年、令和3年の大雨災害時の対応を経て、災害廃棄物処理支援員に登録されました。令和6年能登半島地震では支援員として、県や松江市、出雲市の職員とともに石川県七尾市の片付けごみの仮置場関係業務や災害報告書作成等の支援を行いました。地震災害の支援は初めてであり、災害ごと、自治体ごとに必要な支援は異なり、現場に合った支援の大切さ及び難しさを強く感じました。
最近では、能登半島地震の支援内容を含めた災害廃棄物処理に関するしまね産業資源循環協会の協会員向けの講演や職員向けの研修等、県内の災害廃棄物処理の対応力向上に向けた活動に携わっています。
災害廃棄物対策に関して欲しい情報、共有したい情報
近年、毎年のように日本の各地で災害が発生し、災害廃棄物処理支援員等により支援が行われてきたことで、公費解体や発生量推計など各分野での支援活動のデータがかなり蓄積されてきたと思います。
公費解体を行う際に作成する要綱やQ&A、発生量推計のシートなど、災害時に使いやすい様式・データ、作成例等が共有されると、被災自治体・支援者双方にとって役立つと思います。
その他、災害廃棄物対策に関する思いなど
災害廃棄物処理を通じて、派遣された広島県等他の自治体や関係団体の方々との繋がりが広がったと思います。そうした繋がりが、本県が被災した際や他の自治体の支援に行く際など、困ったときに非常に助けられました。
災害廃棄物処理に携わる方々と接する機会を大切にし、今後災害が発生した時に対応・支援できるように知見を深めていきたいと思います。