紺谷 洋之(こんたにひろゆき)
リマテック株式会社 専務取締役(大阪府出身)
(2019/2/28掲載)
災害廃棄物に関わったきっかけ
2011年東日本大震災です。発災5月に現地入りし、5月より岩手県大船渡市仮置き場管理業務、その後同年7月に同市の災害廃棄物の処理・再資源化のため二次選別所管理業務を施工しました。
どの市町村よりもいち早くスタートした事により、手探り状態で施工しましたが、その経験により平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害、平成29年台風18号による九州北部地域での豪雨、平成30年台風21号による大阪府内災害廃棄物処理の施工管理や平成28年熊本地震や平成30年西日本豪雨に関しても携わることとなりました。
もっとも強く印象に残ったこと
東日本大震災での現場へ初めて調査へ行った時の光景をいまだに忘れることができません。まだがれきだらけの街に自衛隊や消防関係者の方々が行方不明者を捜索している現場で、私なりに何とか協力したいと力が漲ったことが強く印象に残っています。
現在の災害廃棄物対策との関わりや今後取り組みたいこと
地震や豪雨災害が毎年のように起こる現在、災害廃棄物に関して地元の業者様が施工し、復興していくことが一番と考えています、その為当社は、今までの経験を活かし連携し効率の良い災害廃棄物処理に取り組みたいと思っています。
災害廃棄物対策に関して欲しい情報、共有したい情報
私も今回の大阪での台風により家屋被害に遭いましたが、地域によって発生直後の災害廃棄物の出し方、解体での分別の仕方に誤差がありました。市町村だけではなく町会など、今後初動に関して、仮置場での分別徹底などをすることにより、公費が減少する事や安易にリサイクルができると思います。