関係者とつながるリレー寄稿 Stakeholders network 人と人、組織と組織のつながりで災害廃棄物の対策・処理を進める

【リレー寄稿】久留須佑宇真(くるすゆうま)

久留須 佑宇真(くるすゆうま)

共栄環境開発株式会社 課長(福岡県出身)
(2020/12/28掲載)

久留須 佑宇真(くるすゆうま)

災害廃棄物に関わったきっかけ

 令和2年7月豪雨によって、大牟田市では広い範囲で浸水被害が発生しました。
 弊社が所属している(公社)福岡県産業資源循環協会は、福岡県内の各自治体と災害協定を締結しており、大牟田市とも締結しています。
 弊社はその業務の一環として、災害廃棄物の集積場の現場運営・管理などの業務を担当しました。私は一つの集積場の現場責任者として業務にあたりました。

もっとも強く印象に残ったこと

 令和2年7月6日からの豪雨のあと、集積場を開設したのが7月9日でした。開設してからは次々と災害廃棄物が持ち込まれ、場内を整備しながら受け入れを行う状態でした。
 集積場の管理業務については右も左も分からない状態でしたが、他の協会員の方々の助けを借りながら、日々の運営にあたりました。しばらくは雨が続いたり、猛暑になったりと劣悪な環境でしたが、行政の方々、協会員の方々と力を合わせ、約3ヶ月の災害対応を終了することが出来ました。

現在の災害廃棄物対策との関わりや今後取り組みたいこと

 災害が起こらないことが一番良いのですが、ここ数年は特に、いつどこで災害が起きてもおかしくない状況です。今後同じような災害が起こった際には、今回の経験を活かして災害廃棄物対策に関わっていきたいと考えています。

災害廃棄物対策に関して欲しい情報、共有したい情報

 災害が起こったとき、混乱の中、どのように対応すれば良いのか分からないことも多いと思います。私は、これまで災害廃棄物対策に関わってこられた方々の経験に助けられ、業務を遂行することが出来ました。そのような非常時のノウハウを共有することで、緊急時のスムーズな対応、出口まで見据えた災害対応が出来ると思います。

その他、災害廃棄物対策に関する思いなど

 大牟田市は私の地元であり、弊社も市内に本社・支店があります。
 今回、自身が災害に遭われながら対応して下さった方々や、急な応援要請にも関わらず迅速に対応して下さった方々には、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
 このご恩を返せるよう、これからも災害廃棄物対策に携わっていきます。

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