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東日本大震災により発生した被災3県における災害廃棄物等の処理の記録
資料編
東日本大震災により発生した被災3県における災害廃棄物等の処理の記録【詳細目次】
目次
第1章 東日本大震災の被害.....1
1.1 被害状況.....1
1.2 東日本大震災における災害廃棄物等の発生と特徴.....4
1.2.1 津波による被害.....4
1.2.2 原子力発電所事故への対応.....6
第2章 地震・津波被害後の対応状況.....7
2.1 初動活動.....7
2.1.1 組織体制.....7
2.1.2 情報収集.....11
2.2 一般廃棄物処理施設等.....12
2.2.1 既存処理施設の被害状況.....12
2.2.2 生活ごみの収集・運搬.....16
2.2.3 し尿の収集・運搬・処理.....17
2.3 協力・支援体制.....21
2.3.1 県及び国による処理.....21
2.3.2 他の自治体、事業者との連携、ボランティア等による支援.....22
2.4 災害廃棄物等の処理における国の支援.....25
2.5 法制度の整備、特例措置等.....27
2.6 災害廃棄物等の種類と発生量の推計.....32
2.6.1 災害廃棄物等の種類.....32
2.6.2 災害廃棄物等の発生量の推計方法と見直し.....35
2.7 災害廃棄物等の処理等に関する方針・処理計画.....44
2.7.1 災害廃棄物等の処理指針(マスタープラン).....44
2.7.2 災害廃棄物等の処理の方針及び実行計画の策定.....46
2.8 住民への広報.....52
第3章 災害廃棄物等の処理・処分.....53
3.1 災害廃棄物等の撤去・集積.....53
3.1.1 自衛隊・地元建設業者による撤去・収集・運搬等.....53
3.1.2 損壊家屋等の解体・撤去.....55
3.1.3 損壊家屋等の解体・撤去時のアスベスト対策.....60
3.1.4 貴重品・思い出の品.....61
3.2 仮置場.....62
3.2.1 仮置場の利用方法.....62
3.2.2 被災3県の仮置場.....62
3.2.3 仮置場の役割.....64
3.2.4 仮置場の確保.....75
3.2.5 仮置場の設置状況.....80
3.2.6 仮置場への収集・運搬.....82
3.2.7 仮置場の管理.....84
3.2.8 災害廃棄物等処理事業者の選定例.....91
3.2.9 災害廃棄物等処理情報の共有.....94
3.3 仮置場における処理・処分.....96
3.3.1 一次仮置場での処理・処分.....96
3.3.2 岩手県と宮城県の二次仮置場での中間処理.....98
3.3.3 岩手県の中間処理(二次仮置場).....99
3.3.4 宮城県の中間処理(二次仮置場).....100
3.3.5 二次仮置場の中間処理施設の配置.....103
3.3.6 実施工程.....103
3.4 災害廃棄物等の破砕・選別工程.....104
3.4.1 混合廃棄物処理工程.....105
3.4.2 コンクリートがら処理工程.....111
3.4.3 木くず処理工程.....116
3.4.4 津波堆積物処理工程.....120
3.5 仮設焼却炉の処理.....126
3.5.1 災害廃棄物等中の可燃物の焼却処理.....126
3.5.2 仮設焼却炉による焼却処理.....128
3.5.3 仮設焼却炉の処理実績・処理工程.....130
3.6 再生利用.....137
3.6.1 再生利用実施例.....137
3.6.2 再生資材の保管.....145
3.7 処理困難な災害廃棄物等の処理.....145
3.7.1 腐敗性廃棄物(水産系廃棄物等).....145
3.7.2 漁網.....149
3.7.3 アスベスト廃棄物.....152
3.7.4 LPガスボンベ、高圧ガスボンベ、消火器等.....153
3.7.5 PCB廃棄物.....154
3.7.6 その他の処理困難物等の処理例.....155
3.8 被災家電・被災自動車・被災船舶の処理.....156
3.8.1 被災家電.....156
3.8.2 被災自動車.....157
3.8.3 被災船舶.....159
3.9 災害廃棄物等の広域処理.....162
3.9.1 広域処理の背景.....162
3.9.2 広域処理の実績.....166
3.9.3 災害廃棄物広域処理受入の例~東京都.....171
3.10 最終処分.....175
3.11 仮置場の原状復旧.....181
3.11.1 仮設焼却炉の解体撤去.....181
3.11.2 仮置場の土壌調査.....182
3.11.3 仮置場の原状復旧.....185
3.12 放射性物質への対応.....186
3.12.1 岩手県内の対応.....187
3.12.2 宮城県内の対応.....188
3.12.3 福島県内の対応.....190
3.12.4 再生利用に係る対応.....192
第4章 災害廃棄物等の処理のための補助制度.....193
4.1 災害等廃棄物処理事業費補助金による補助制度.....193
4.2 災害等廃棄物処理事業に係る補助手続き.....202
第5章 災害廃棄物等の処理の進捗管理.....201
5.1 環境省の進捗管理.....201
5.2 環境省の進捗管理内容.....205
5.3 各県の進捗管理例.....206
5.4 災害廃棄物等処理の実績.....209
終わりに.....212
資料編【詳細目次】
震災の記録全部
●岩手県における災害廃棄物処理等の経験、そしてこれからのこと 岩手県環境生活部廃棄物特別対策室 課長 松本 実 .....記憶-1
1.初動時(震災発生~3箇月)の対応
・被害状況の確認(情報収集)
・緊急対応
・自衛隊との調整
・し尿の収集・処理の調整
・災害廃棄物処理対策協議会
・地方自治法の手続き(事務受託)
・予算の確保(処理費用の概算、財源の確保)
・災害廃棄物処理実行計画の策定
・災害廃棄物処理施設の整備、委託契約
2.何が困ったか
・能力の壁
(1) 知見不足(推計量、除塩、津波堆積物……)
(2) 県内処理施設の能力不足(特に最終処分場)
(3) 人的能力不足(人材不足)
・法制度(廃棄物処理法に基づく再委託禁止、許認可、海洋投入等)の壁
(1) 再委託の禁止緩和
・国庫補助制度(特例の整備要望)の壁
(1) 補助率の緩和(補助率1/2→増額)
(2) 他省庁の補助制度との運用について
(3) 事務費の特例
(4) 公物解体も補助対象にすること
(5) 一般廃棄物処理施設の減価償却費の補助対象化
(6) 県への直接補助
・災害等廃棄物処理事業等の入札関係制度(WTO調達、随意契約)
・その他の壁(例:被災自動車の処理)
3.良かったこと
・各方面からの支援
(1) 環境省県内支援チームの支援
(2) 広域処理の支援
(3) 人的支援
(4) 学会等の支援
4.今後のこと
・震災の知見を次に生かす
・災害発生前に準備すべきこと
(1) 市町村、処理業者の処理能力の把握
(2) 被害、発生量の推計(手法も含め、市町村への推計への支援)
(3) 発生推計量に応じた対応
(4) 処理期限の設定
(5) 市町村との連携のあり方
(6) 被災地市町村職員は被災者でもある
●岩手県の東日本大震災初動時のし尿の発生とその対策
岩手県環境生活部資源循環推進課・廃棄物特別対策室
~(公社)土木学会「東日本大震災合同調査報告 土木編3 ライフライン 施設の被害と復旧」より転載~ .....記憶-8
1.初動対応の課題
2.し尿処理体制の被害の概要
3.し尿処理に係る対応と課題
(1) ステップ1 避難所等への仮設トイレの配備
(2) ステップ2 し尿の収集運搬・処分体制の確保
(3) ステップ3 処理施設の復旧
●宮城県の災害廃棄物処理業務の発注について
宮城県環境生活部
~宮城県「東日本大震災~宮城県環境生活部の活動記録~」より一部転載~ .....記憶-13
1.災害廃棄物処理業務の発注
2.課題と教訓
●災害廃棄物広域処理を振り返って
宮城県環境生活部震災廃棄物対策課
~宮城県環境生活部震災廃棄物対策課『災害廃棄物処理業務の記録』より抜粋・一部加筆~ .....記憶-15
1.広域処理の必要性
2.各広域処理受入の概要
3.まとめ
●震災の記憶
岩手県釜石市環境課課長補佐兼リサイクル推進係長 兼復興推進本部廃棄物対策室課長補佐 平野譲 .....記憶-17
Q 災害廃棄物の処理を進める上で、金銭的な面・国庫補助等、どのような情報を知らしめてほしいと考えられましたか。
Q 環境省の実地調査(災害査定)についてどのように準備・対応されましたか。
Q 震災当初の混乱期の一般廃棄物の収集・処理施設の整備、災害廃棄物の集積・処理等について教えてください。
Q 自衛隊が人命救助に伴い除去した災害廃棄物をどのように分別収集されましたか。
Q 災害廃棄物の撤去を地元の建設業者・産廃業者にどのように発注されましたか。
Q 震災初期の混乱時に、庁内、出先機関、市民との連絡・情報収集で苦労したことを教えてください。
Q 震災当初、まず何から手をつけつけられましたか。
Q 最も苦労したことは何でしょうか。
Q 災害廃棄物処理に係る一連の業務をどのように進めれば、より効率よく進んだと思われますか。
Q どのタイミングで、どのような情報・助言・手助けがあればよかったと思われますか。
Q 災害廃棄物処理を進めていく中で、災害遺構にしてはどうかと思ったものはありますか。
Q 環境省への意見・要望等をお聞かせください。
Q 仮置場への搬入車両の大渋滞が起こったことはありますか。どのように対応されましたか。
Q 仮置場用地が確保できず、民地を借用しなければならなかったときの組織体制(担当)はどのようにされましたか。
Q 環境・廃棄物の経験者がおらず、全くの未経験者で対応された場合、苦労話を教えてください。
Q 全国から派遣され、手伝っていただいた方への感謝の言葉をお願いします。
●環境省への要望について
宮城県東松島市市民生活部環境課廃棄物対策班主任 三浦 雄一 .....記憶-21
1.法令の整備
2.事務手続きの支援
3.財政支援
4.技術支援
5.臨機応変な対応
6.鉄類売却額等の取扱いの緩和
●震災の記憶
宮城県女川町町民課 .....記憶-22
Q 震災当初の混乱期に一般廃棄物の業務はどのようなことを行われましたか。
Q 災害廃棄物の撤去を地元の建設業者等にどのように発注しましたか。
Q 震災当初、まず何から手をつけられましたか。
Q 災害廃棄物の処理で最も苦労したことは何でしたか。
Q 災害廃棄物処理にかかる一連の業務(着手する順序、関係者との分担等)をどのように進めればより効率よく進んだと思われますか。
Q 仮置場用地が確保できず、民地を借用しなければならなかったときは、どのようにされましたか。
●災害廃棄物処理の初動から終了まで
福島県相馬市生活環境課係長 杉 茂 .....記憶-23
1.発災後の初動
(1)がれきの撤去
(2)仮置場の確保
2.仮置場の管理
3.外部からの支援
4.市民への広報・対応
5.まとめ
●東日本大震災災害廃棄物処理を振り返って(石巻ブロック)
鹿島・清水・西松・佐藤・飛島・竹中土木・若築・橋本・遠藤特定共同企業体 青山 和史 .....記憶-25
●東日本大震災に遭遇して
荏原環境プラント(株)(前)福島あらかわ管理事務所長 大林 新治 .....記憶-26
1.はじめに
2.地震当日
3.状況確認
4.被害状況確認
5.本社等の応援
6.再立ち上げの課題
7.立ち上げ
8.原発事故
9.除染
10.感謝
11.おわりに
第2章
資料2-1 東日本大震災災害廃棄物関連法令・通知等の概要 .....資料-1
資料2-2 宮城県内自治体の災害廃棄物等処理体制 .....資料-12
第3章
資料3-1 いわき市損壊家屋等の解体撤去手続き書類 .....資料-13
資料3-2 岩手県・宮城県・仙台市の災害廃棄物等処理の業務範囲 .....資料-17
資料3-3 岩手県・宮城県・仙台市の二次仮置場概要 .....資料-18
資料3-4 二次仮置場整備・処理実施スケジュール .....資料-20
資料3-5 岩手県の二次仮置場 .....資料-22
資料3-6 宮城県の二次仮置場 .....資料-30
資料3-7 仙台市のがれき搬入場 .....資料-48
資料3-8 岩手県、宮城県、福島県内中間処理施設の破砕・選別設備装置の設置実績 .....資料-52
資料3-9 被災3 県の仮設焼却炉について .....資料-58
資料3-10 岩手県、宮城県、仙台市の仮設焼却炉の焼却対象ごみ質 .....資料-59
資料3-11 災害廃棄物由来の再生資材を活用している主な公共事業 .....資料-62
資料3-12 処理困難物の処理例 .....資料-65
資料3-13 被災地におけるアスベスト対策に係る主な施策一覧 .....資料-66
資料3-14 漁網の破砕・選別例 .....資料-67
資料3-15 広域処理の実績(宮城県処理受託分) .....資料-69
資料3-16 災害廃棄物処理事業における地元雇用者数 .....資料-70
資料3-17 岩手県・宮城県二次仮置場視察者数 .....資料-71
資料3-18 保管テントの設置状況調査結果 .....資料-72
第4章
資料4-1 災害廃棄物処理事業に係る補助実績 .....資料-75
資料4-2 要領・通知等に係る要望 .....資料-78
第5章
資料5-1 岩手県の災害廃棄物等処理実績 .....資料-79
資料5-2 岩手県の災害廃棄物等種類別処理実績 資料-80
資料5-3 宮城県の災害廃棄物等処理実績 .....資料-81
資料5-4 宮城県の災害廃棄物等種類別処理実績 資料-82
資料5-5 宮城県内の家屋等解体棟数 .....資料-83
資料5-6 環境省の進捗状況公表例 .....資料-84