大角宗久(おおかどむねひさ)
兵庫県 環境部 水大気課 主幹(兵庫県出身)
(2026/3/31掲載)

災害廃棄物に関わったきっかけ
平成23年の東日本大震災の発災時、上司とともに宮城県庁で支援業務に携わったことが、災害廃棄物に関わるきっかけとなりました。
令和5年度には、災害廃棄物処理計画の改定や県内自治体職員向けの図上訓練を担当していたところ、令和6年能登半島地震が発生しました。
本県では約3か月間、石川県珠洲市へ環境部職員を継続的に派遣し、し尿・生活ごみ処理やがれき処理の支援を行いました。私自身も 3回にわたり約3週間、現地支援に従事しました。
もっとも強く印象に残ったこと
石川県珠洲市での支援では、珠洲市の職員の方々が深刻な人手不足の中で、し尿処理やがれき対応など多岐にわたる業務に懸命に取り組む姿が印象に残りました。支援する立場でありながら、現場の方々と同じ目線で向き合うことの大切さと、その役割の重さを強く感じました。こうした経験を通じて、災害対応においては平時の備えに加え、行政間の協力体制や日常的な連携が何より重要であると改めて感じました。
現在の災害廃棄物対策との関わりや今後取り組みたいこと
現在は担当部署を離れていますが、環境省の人材バンクに登録しており、災害発生時に支援が必要な自治体があれば、これまでの経験を生かし、できる限り現場を支えたいと考えています。
災害廃棄物対策に関して欲しい情報、共有したい情報
環境省の情報サイトには多くの事例が整理されていますが、今回の支援を通して、地域の状況によって生じる課題は様々であることを実感しました。
今後、南海トラフ地震のように広域で複数の自治体が影響を受ける可能性も想定されるため、実務で直面した課題や現場での工夫を自治体間で共有する仕組みが、災害時の迅速な対応につながると考えています。
その他、災害廃棄物対策に関する思いなど
災害対応は本来、経験しないに越したことはありませんが、現場に立つことで、人とのつながりの大切さや現場目線で考えることの重要性を強く実感しました。
今後も、これまでの経験を生かし、災害廃棄物対応の現場で求められる実務や調整の場面で力を発揮できるよう取り組んでいきます。