吉村寛則(よしむらひろのり)
広島県 環境県民局 循環型社会課 主任(広島県出身)
(2025/7/31掲載)

災害廃棄物に関わったきっかけ
令和5年4月に広島県の循環型社会課に異動になり、災害廃棄物処理に係るマニュアルの改定や県内自治体職員を対象にした研修・訓練に係る業務を担当していたところ、令和6年能登半島地震が発生しました。
そこで、総務省の応急対策職員派遣制度で石川県輪島市に、また環境省の災害廃棄物処理支援員制度(人材バンク)登録者の補佐として能登町に、それぞれ支援に行ったことがきっかけで、災害廃棄物に関わる機会が増えました。
もっとも強く印象に残ったこと
令和6年能登半島地震の支援に行った際に、自らの力不足を痛感したことが強く印象に残っています。
知識や経験もさることながら、組織体制、資機材、心構えについても足りない点があり、反省をしました。
特に、能登町の支援に行った際には、能登町役場の同じ部屋で支援をしていた他の自治体の方々が組織的で効率的に動いていたことに驚き、見習いたいと思った反面、自らの改善すべき点の多さにもどかしい思いをしたことを今でもよく覚えています。
現在の災害廃棄物対策との関わりや今後取り組みたいこと
現在は、県の災害廃棄物処理計画の改定に向けた準備に取り組んでいます。
県及び県内自治体の災害に備えた平時の備えがより進むよう、実態に即した、扱いやすい計画に改定したいと考えています。
また、今後も引き続き、平時の備えの推進に取り組みたいと考えています。
どの自治体においても災害廃棄物に係る担当者は減りつつあると思いますが、そのような状況の中でも発災時には適切な対応ができるよう、研修・訓練の実施を通じた関係者間の連携強化や市町の取組の支援、計画の改定等を行うことで災害に備えていきたいと思っています。
災害廃棄物対策に関して欲しい情報、共有したい情報
平時の備えの効率的な推進の優良事例について、情報を集めています。人手や経験者が少なくても災害に対応するために平時の備えを推進しているところですが、その平時の備えの推進のためにも人手がいるため、効率化が必要です。
今後も災害に対する体制の維持や推進を続けていくために、情報の共有をしていきたいと考えています。
その他、災害廃棄物対策に関する思いなど
私は能登に支援に行き、改めて実務経験の大切さを痛感しました。
一方で、その大切な実務経験を得られる機会が少ないことに気づかされました。
支援のベテランの方々におかれましては、支援に向かう際にはぜひ若手を連れて行き、その仕事ぶりを見せてあげてほしいと思っています。